いまの自分にエールを! 

小さな楽しみ小さな幸せみつけのブログ

本を読んで


何冊か読んだ本の中で


「おらおらでひとりいぐも」  若竹千佐子


東北弁で書かれていて読みづらい
自分の心の中から湧き出てくる声がまたわかりずらい


でもそこを辛抱して
頑張って読み続けていくと


後半の
暑い中、旦那さんのお墓参りに行くところから
一気に物語が加速し
読むスピードが速くなり
その頃落ち込んでいた私は
“頑張ろう” と力をもらった本となりました




「八日目の蝉」   角田光代


映画やドラマにもなった作品
重々しい表情のふたりの女優さんの画像


不倫相手の子供を誘拐し
4年間育てたという
受け入れがたい話しだったため
興味はありながらも
読むのをちょっとためらったいた本だったけど
   
心情が丁寧に丁寧に描かれており
最後はなぜか納得できた
ちょっと心に温かさが残り
最後のある一文で涙が出た作品でした
 (本が手元にないので・・・どんな文だったのか思い出せないけど)




「老後の資金がありません」   垣谷美雨


私の年齢では
現実にどれも起こりそうな話し
グイグイと引き込まれ
一気読み




「チーズと塩と豆と」
角田光代・井上荒野・森絵都・江國香織


直木賞女性作家4人の
ヨーロッパ4か国をそれぞれ舞台とした
料理と愛をテーマーにした短編集
贅沢な1冊です


ヨーロッパの広大な風景
その土地の食事を
物語の中の登場人物と一緒に食卓を囲んでいるような
そんな情景が想像できる本でした



「掬えば手には」   瀬尾まいこ


“そしてバトンは渡された”
本を読んで涙し
映画を観て涙した
瀬尾まいこさんの作品


この本も最後はほっこり
心温まる本でした




画像はないけど
「喫茶とまり木で待ち合わせ」  沖田円


この本も優しい気持ちになれる
心温まるお話し


私はこんな本が好きなのか?



いやいや
推理小説も読んでみたい!




「休館日の彼女たち」   八木詠美


博物館が休館日の月曜日
不思議な空間に引き込まれた感じ


そしてラストは
ワクワク、ハラハラドキドキ感がたまらない
お話しでした



「それを世界と言うんだね」   綾崎隼


新刊コーナーに並べられていた
表紙がプラスチックのような素材で
絵が立体的に見えて
ステキだなと思って手に取った


どんな世界なんだろうと読み始めると
小さい頃に読み親しんだアンデルセン童話が基になっていて
懐かしさを感じる


マッチ売りの少女やはだかの王様など
多くのお話が出てきて


その登場人物が
思わぬ展開を繰り広げる
それがなぜか斬新で新鮮


人を思う美しい気持ちが溢れ出ていて
心優しくなれる素敵な結末


ファンタジーな大人の世界
ロマンチックな雰囲気が好きな私には
素敵な1冊でした


こんな優しい話しが書ける作家さんは
どんな方なんだろう
ちょっと興味があります


今の子どもたちは
アンデルセン童話や
グリム童話など読むのかしら?

本を読む

不安な気持ちや
副作用があった最初4ヶ月間は 
家の中に閉じこもりがちで
病院・スーパー・図書館のみの外出


目の前にあるやらなけれはいけない家事を
ただ淡々とこなしていくのが精一杯で


落ち着いたら
あれをしたい、これをしたいという気持が全く湧かなかった




それで始めたのが読書 


本を読まない私にとって
何を読めばいいのかもわからない


最初は年代の近い女性の作家さんの本を選んだ

       


     




色々な作家さんを知りたいと思って
ひとつのテーマーで
何人かの作家さんが書かれた本を


       


          



喫茶店・コーヒー好きの私は 
そのキーワードに関連する本を


   

   



そしてそのうち
図書館に入って最初に新刊コーナーにいき 
興味のある本を選ぶようになった


新刊はまだ手にした人が少ないから
手触りも気持ちがいい


そんな中で選んだ若い作家さんの本
共感できないだろうと避けていたのだけど
そんなことはない 
斬新な考え方で 新しい感覚を教えてもらった


     

     


その他にも色々な本を



 


最初の頃の写真を撮らなかった本も何冊か 



ただただ本を読む  
本の世界に没頭し
嫌なことを忘れる


その頃の私にとっては
現実逃避って感じでしょうか⁉



現実逃避をしたけれど
本を読む楽しみを味わった期間でした

昨年のこと

7年間使っていたスマホを買い替えて
ルンルンになっていた昨年の秋 (^^♪



10月末には倉敷・高知・徳島を観光して (^_^)

         

   

      

      



1年に1度送られてくる 医療費のお知らせをみて 
今年も使った医療費が少なくてよかったね 
な~んて喜んでいたのに





旅行から戻った2日後に届いた市の健康検診の要検査の通知 
検査を受けた10日後に乳がんであることがわかり 
その1ヶ月後に治療が始まった



半月前まではウキウキ気分だったのに・・・
青天の霹靂とはこういうことをいうのでしょうか⁉



乳がんを伝えられたときは 割と冷静に受け止められたけど
症状も痛みも何もなかっただけに
ただただ信じられなかった



母ではなく私? 順番が違うでしょ? 


私は母のためにも
まだまだ元気でいなくっちゃいけないのに


母に関してはこれからよくない方向に向かっていく
いろいろな状況を想定・覚悟していたけど
まさか私がこうなるとは全くの想定外だった




信じられないまま治療が始まった


抗がん剤治療 そしてそれに伴う副作用 
切除再建手術 
そして今は再び抗がん剤治療 
その後ホルモン治療が始まる予定 



今までは不安がつきまとい
ただただ
目の前のやるべきことをこなすだけで
いっぱいいっぱいの日々だったけど


手術を終えた今
まだまだ治療は続くけど
体調も安定し
前向きに毎日を過ごしていこうという気持に変わってきています




人生
突然、何が起こるかわからない


悔いを残すことなく
残りの人生を楽しみたい


今、痛切に思っています